2012/2/13志むら@目白

所用で大塚駅へ。
新宿への帰り道、ふと思いつく。 
「そうだ!目白へいこう!」

目白には甘味の名店「志むら」がある。
甘味好きにとっては行列のできるかき氷の店としておなじみの店だ。

しかし季節は冬。
かき氷はお休みの時期、しかも平日。
さすがに空いているだろうと思いながら立ち寄る。

予想に反してなかなかの混雑具合。
とはいえ、客席同士に適度な距離をとって配置されているため窮屈感はない。

「あん豆かん」というメニューがないため、豆かん+こしあん+みつなしをオーダー。
ほどなく、上品に盛られた一品がやってくる。



こしあんの横にはちょこんとぎゅうひ。
なんともかわいらしい。

ふっくらとした程よい塩味の赤えんどう豆と、癖のないエッジのきいた寒天。
あっさりとして上品な甘さのこしあん
全てがパーフェクト!!
おかわりをお願いしたくなるほどの美味しさだった。

食べ終えてふと周囲を見回すと、なぜか全員が生姜焼き弁当を食べている。
時刻は午後3時半。
昼時でもないのになぜ…?
とはいえ、とても美味しそうだ。
次回は生姜焼き弁当を食べた後であん豆かんを食べようと心に決めて店を後にした。


志むら/あん豆かん

2012/2/7銀座立田野@新宿京王百貨店

外出日は1日が慌ただしい。
バタバタと仕事を終え一息つくとドッと疲れがやってくる。

気持ちを立て直したく、本日2杯めの「あん豆かん」を求めて新宿を彷徨う。
たどり着いたのは老舗 銀座立田野の支店。
この支店、新宿京王百貨店の中でもかなり変わった場所にある。
地下食の一角かと思いきや、京王線の駅スペースでは?というような場所。
京王百貨店の案内図では理解できず、たどり着くまでに少し時間を要した。

立田野にも「あん豆かん」というメニューは存在しない。
いつも通り、豆かん+こしあん+みつなしでオーダーする。
お店の方に三度聞きされるも気にせずオーダー。



届いたのは、つやつやした赤えんどう豆とぎゅうひののった一品。

が、食べてみると、寒天からなんともレトルトパックの味がする。
こちらの店は基本的には持ち帰りを主としているようなので、寒天自体は本店か工場で作られているのかもしれない。
とはいえ、切ない気持になる。
赤えんどう豆は柔らかめで薄い塩味。
こしあんは黒糖を使っているらしく、ぺっとりとして強烈なコクと甘さ。

全体を通して好みの味ではなく切ない気持となる。
しかし、餡というのは本来こんな味だったような気もする。
祖母の作った、ひたすら甘いあんこを思い出ししんみりとしながら店を出た。


【銀座立田野/あん豆かん

  • 価格:950円(豆かん850円、こしあん100円)
  • 豆:薄い塩味、柔らかめ
  • 寒天:工場生産の味わい?
  • 餡:黒糖使用のぺっとりとしたコクと甘みの強いあん
  • 甘さ:とても強い
  • 銀座立田野:http://www.ginza-tatsutano.co.jp/

2012/2/7みはし@池袋東武百貨店

関東の奥の方へ直行で外出。
無人駅に近い寒風吹きすさぶ駅から無事に帰還して、少し遅いランチを楽しむことに。

池袋東武百貨店へ。
めざすは「あんみつのみはし」。
前回、みはしを訪れた際は、寒さに負けてついつい粟ぜんざいを注文してしまったため、心残りとなっていた。

店は東武百貨店B2、地下食の一角にある。
四方を壁で囲んであるため、場所の割に落ち着く。
土日は行列になることもあるようだが、この日は平日、しかも昼間のことなのですんなりと入れる。

みはしには「あん豆かん」というメニューはないため、豆かん+こしあん+みつなしでオーダーする。



届いたあん豆かんはみはし独特の四角いこしあんののった美しいもの。
あっさりとしていくらでも食べられそうなさらしあんと、薄く塩味のついた柔らかめの赤えんどう豆、磯の香りを残した寒天、なによりもこの低価格。
甘味の老舗は素晴らしすぎる。

なんとも幸せな昼食であった。


【みはし/あん豆かん

2012/2/5時屋@新宿西口

資格試験の勉強中である。
勉強に詰まって逃避したいと思ったときに行く場所。
それは甘味処なのである。

というわけで、開店時間から間もない新宿の老舗どら焼屋である時屋へ。
時屋といえば西新宿思い出横丁あたりで流れている商店街放送で「ときやぁ〜、ときやぁ〜、どらやきのぉときやぁ〜」と随時宣伝を怠らない甘味処というイメージがある。そのせいか、いまひとつイメージが良くなく、実は今回が初入店である。

メニューをみると大変に品数が多く、ミニ甘味セットなども取りそろえており、いろいろな味を少しずつ楽しみたい方には最適と思われる。

私の目当てはもちろん「あん豆かん」。
ぶれる要素は全くない。
時屋には「あん豆かん」というメニューはないため、豆かん+こしあんをオーダー。



さっぱりとした寒天と、塩味ではなく豆本来の味の赤えんどう豆がたっぷり。その上に小ぶりのこしあんとぎゅうひがちょこんとのった、かわいらしいあん豆かんである。
新宿という場所ではリーズナブルな甘味処ということもあり、しばらく通いそうな予感である。


【時屋 あん豆かん

2012/1/24追分だんご本舗@西口メトロ店(おまけの粟ぜんざい みはし@池袋東武店)

打ち合わせで外出した折、昼食をとるために みはし@池袋東武店へ寄る。
寒かったことと、昼食にあん豆かんもどうか?というところとで、季節物である「粟ぜんざい」をオーダー。

こってりとした、こしあんにプチプチもちもちとした粟が寒さにかじかんだ体にはとても心地よい。
なんとも幸せな食べ物だ。
ところで、粟ぜんざいというからには粟を使っているとずっと思っていた。
が、調べてみるとどうもそうでは無いことのほうが多いらしい。
主に使われているのは「もちきび」だそうだ。
もちろん、粟ぜんざいだけに粟が入っている場合がある。
この場合は「もち粟」が使われるらしい。
食べた感触で言うと、みはしの粟ぜんざいは「もち粟」が使われているように思う。
このところ、雑穀に興味があるので、こんな発見もとてもおもしろく感じる。



【みはし/粟ぜんざい】

  • 価格:515円
  • 豆:粟ぜんざいのため今回は出会えず
  • 寒天:粟ぜんざいのため今回は出会えず
  • 餡:つやつやとぽってりしたこしあん
  • 甘さ:つよめ、こってりと重たい味わい
  • みはし:http://www.mihashi.co.jp/top.shtml

この日は、その後の打ち合わせ先で多大なストレスを抱えた。
ストレスには甘味だと都合のいい解釈を適用し、帰り道にあるいつもの甘味処「追分だんご本舗@西口メトロ店」へ。
こちらのお店は、新宿駅西口の丸ノ内線〜JRの狭間にある。
ずっと、小田急百貨店に帰属するスペースだと思い込んでいたが、どうやら違うそうだ。
こちらのスペースは「西口名店街」というスペースだそうで、小田急百貨店とは関係がないらしい。
新宿・・・不思議なところだ。そういうところも愛おしいと思う。

さて、オーダーするのは当然、豆かん+こしあん
昼の「みはし」の庶民価格からすると、やはり少々高く感じる店ではある。
やはり、本店を新宿御苑伊勢丹新宿店にほど近い新宿三丁目に有するだけあって、いわゆる観光地価格なのかなと勘ぐってしまう。
とはいえ、この店の赤えんどう豆は美しい。
この美しさに免じて許そうと思う。

そして、餡も豆も寒天もやはりシュッとした美味しさがある店なのである。
ストレスも吹っ飛ぶというもの。


【追分だんご本舗/豆かん+こしあん

2012/1/18 追分だんご本舗@西口メトロ店

初めてのあん豆かんの衝撃冷めやらぬこの日、仕事上の諸々により少し疲れていた。
こんな時には甘いものでも・・・甘いもの。
そうだ!あん豆かんを食べよう。と、まるで京都にでも行くかの如く思い至った。

通常時の行動範囲は新宿を中心とした丸ノ内線沿線である。
そして、この日はどうしても新宿に立ち寄りたくもあった。
そこで、新宿周辺の甘味処を頭に思い浮かべる。

追分だんご本舗ととらや以外に思い浮かばない・・・。
立ち寄るべく場所を考えると新宿西口、小田急百貨店下にある西口メトロ食堂にある店舗が最適と思われる。
公式サイトにてメニューに「豆かん」があることを確認。残念ながら「あん豆かん」は存在しないらしい。まぁ、そこは甘味処、何とかなるだろう。
早々に退社し、いそいそと丸ノ内線で新宿へ。

店員さんに豆かんこしあんをトッピングしてもらえるか確認したところ、素敵な笑顔で「大丈夫ですよ」と言っていただく。



美しい。
しっかりと「あん豆かん」になっている。
紀の善と比べて豆の量は少なめで全体的に上品な味わい。
赤えんどう豆のつやつや具合に丁寧な仕事を感じる。
美味しくいただきました。

【追分だんご本舗/あん豆かん

2012/1/14 紀の善@神楽坂

もともと、あんみつの果物以外の部分が好きだ。
果物は果物として別々に食べたいと思っていた。
この日、思い立ってあん豆かんを食べてからすっかり虜になった。

東京は記録的な晴天続きで、この日も良く晴れた寒い日だった。
昼過ぎに起き、靖国神社へお祓いにいく。
床板からしんしんと上がってくる冷気に身が引き締まる。
神社という空間には独特の緊張感と静謐な空気があり、とても心地よい。
が、しかし、さすがは1月中旬。お祓いが終わるころには体は芯から冷えていた。

前年を踏襲する形で、徒歩圏内にある紀の善へぷらぷらと散歩がてら向かう。
あったかいお汁粉でも食べよう。この瞬間はそう思っていた。
15分程度の散歩を経て神楽坂入口にある紀の善へ到着。
有名店ということもあり、待ち人が店先に溢れていた。ざっとみて14〜5人待ちというところ。
10分ほどで1F奥の席へ通される。待ち人も多いが、客席数も多いので意外に待ち時間は短い。

待ち時間に思案に思案を重ねた結果、人生初の「あん豆かん」を注文。
湯呑みで手を温めながら到着を待つ。



素晴らしい。
寒天が見えないほどの豆の量と丸いこしあん
美しい!

ここから、私のあん豆かんの旅は始まったのです。


【紀の善/あん豆かん